下野竜也 / Tatsuya Shimono / 100coductor.com

下野竜也1969年鹿児島生まれ。鹿児島大学教育学部音楽科を経て、桐朋学園大学音楽学部附属指揮教室で学ぶ。1996年にはイタリア・シエナのキジアーナ音楽院でオーケストラ指揮のディプロマを取得。1997年から1999年まで大阪フィルハーモニー交響楽団指揮研究員として、故朝比奈隆氏の薫陶を受ける。朝比奈氏の推薦により、1999年4月の大阪フィルハーモニー交響楽団定期演奏会で、楽壇デビュー。ヒンデミット:ウェーバーの主題による交響的変容で、朝比奈氏の演奏会の前半を担当した。
  1999年文化庁派遣芸術家在外研修員に選ばれ、同年9月より1年間ウィーン国立音楽大学に留学、その後も2001年6月まで在籍。 着実に指揮者としての研鑽を続けてきた下野竜也は、2000年第12回東京国際音楽コンクール<指揮>優勝(第1位)と齋藤秀雄賞の受賞、2001年9月におこなわれた第47回ブザンソン国際指揮者コンクール優勝(第1位)といった、指揮者としての登竜門となるコンクールでの見事な優勝で、一躍脚光を浴びることになる。
 以降、国内の主要オーケストラとの度重なる客演をはじめ、国外でも、ストラスブール・フィル(仏)、オラデア・フィル(ルーマニア)、ボルドー管(仏)、カンヌ管(仏)、ブザンソン管(仏)、ウィーン室内管、パドゥルー管(仏)などに客演。また、2005年にはラ・フォル・ジュルネ音楽祭(仏・日)に参加、ロワール管(仏)、ポワトゥ・シャラント管を指揮、続いてミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ交響楽団(伊)への客演と立て続けにデビューを飾り、その多くは再度の客演へと発展している。  これまでに数多くのソリストと共演しており、その中には、パスカル・ロジェ、キャサリン・バトル、イザベラ・ファウスト、ワディム・グルーズマン、ラデク・バボラーク、フランソワ・ルルー、ライナー・クスマウル、ラルス・フォークトなど、海外著名アーティストも多く含まれる。 指揮者として、まさに華やかな活躍の道を歩み始めた下野竜也ではあるが、その指揮活動の根底には、デビューしてから一貫して持ち続ける「楽譜に忠実に。作曲家の意図するところをどこまで汲み取り、素直に表出できるか。」との思いがある。  ドイツ・ロマン派の作品を核にしながらもレパートリーは多岐に亘り、特に現代作品の分野では、ジョージ・ベンジャミン、松平頼暁等の前衛作曲家からその手腕は高く評価されている。オーケストラ作品のみならず、吹奏楽作品、声楽曲、オペラへも意欲的に取り組んでいる。  2006年11月、読売日本交響楽団の「正指揮者」に就任。「正指揮者」は読売日本交響楽団にとって初めての称号であり、その初代となる下野竜也には、これまで以上に大きな期待と注目が集まっている。  2007年4月からは上野学園大学音楽文化学部教授に就任。各地でのマスタークラスなど、後進の指導にも力を入れている。  秋山和慶、黒岩英臣、石井 調、広上淳一、チョン・ミュンフン、ユーリ・テミルカーノフ、レオポルド・ハーガー、湯浅勇治、エルヴィン・アッツェルの各氏に師事。  2002年、出光音楽賞、渡邉曉雄音楽基金音楽賞受賞。 また、2006年12月には、第17回 新日鉄音楽賞 フレッシュアーティスト賞の受賞が発表された。 デビューCD大栗裕作品集/大阪フィル(ナクソス・レーベル)は、2003年にワールド・リリースされた。また、2006年7月には、大阪フィルとのブルックナー:交響曲第0番(エイベックス・クラシック)がリリースされた

下野竜也 公式ページ、   国内リサイタル情報は、下野竜也
下野竜也下野竜也 on iTunes

2011年1月24日作成更新


下野竜也 : R.シュトラウス:英雄の生涯

下野竜也 :  R.シュトラウス:英雄の生涯
2009年10月、今、日本で、そして世界でももっともその実力を評価され、多くの一流オーケストラからのラヴコールを受ける下野竜也。
この『R.シュトラウス:英雄の生涯』は、ヨーロッパの名門、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団の定期演奏会に招かれ、オーケストラとうるさ型の聴衆双方から高い評価を受け大成功となった演奏会のライヴ録音です。
重厚なチェコ・フィルハーモニー管弦楽団の響きと下野竜也ならではの洞察力から生み出される繊細な響きの融合は、R.シュトラウスが描いた壮大な世界のひとつの理想像ともいえるでしょう。

指揮者:下野竜也  オーケストラ: ブダペスト・フィルハーモニー管弦楽団
  • 1. R.シュトラウス 交響詩≪英雄の生涯≫作品40 英雄
  • 2. R.シュトラウス 交響詩≪英雄の生涯≫作品40 英雄の敵
  • 3. R.シュトラウス 交響詩≪英雄の生涯≫作品40 英雄の妻
  • 4. R.シュトラウス 交響詩≪英雄の生涯≫作品40 英雄の戦場
  • 5. R.シュトラウス 交響詩≪英雄の生涯≫作品40 英雄の業績
  • 6. R.シュトラウス 交響詩≪英雄の生涯≫作品40 英雄の引退と完成

下野竜也 : R.シュトラウス:英雄の生涯
 

下野竜也 : ブルックナー : 交響曲第0番

下野竜也 : ブルックナー:交響曲第0番
下野竜也、初の交響曲録音が登場。下野の悲願、恩師への感謝を溢れんばかりに注ぎ込んだ渾身の"ブル・ゼロ"!
1969年に鹿児島に生まれた下野竜也は、小澤征爾や佐渡裕を送り出した若手指揮者の登竜門ブザンソン・コンクールに32歳の若さで優勝。ヨーロッパではフランスを中心に活動し、日本では東京の主要オーケストラから引っ張りだこの大人気。スコアに対する理解の深さと指揮能力は日本人離れしており、客演したオーケストラすべてに圧倒的な信頼を得ている。2006年11月には異例の若さながら読売日本交響楽団の正指揮者に抜擢された。下野は大阪フィルの指揮者研修生として故・朝比奈隆の指揮する大フィルサウンドに親しんでおり、実質的なデビュー盤となる当録音に際して、大阪フィルとのブルックナー0番を強く希望。大フィル側も熱意をもってこれに応えてホットな共演が実現した。

下野竜也 : ブルックナー:交響曲第0番
指揮者:下野竜也  オーケストラ: 大阪フィルハーモニー管弦楽団
  • 1. ブルックナー: 交響曲第0番ニ短調 1.Allegro ニ短調 4/4拍子
  • 2. ブルックナー: 交響曲第0番ニ短調 2.Andante 変ロ長調 4/4拍子
  • 3. ブルックナー: 交響曲第0番ニ短調 3.Scherzo:Presto ニ短調-Trio ト長調 3/4拍子
  • 4. ブルックナー: 交響曲第0番ニ短調 4.Finale:Moderato ニ短調 12/8拍子

You-Tube : R.Strauss Horn Concerto No2-1M(1/3) Radek Baborák(hr) / Tatsuya Shimono Yomiuri Nippon Symp.Orch

下野竜也 : バッハ(齋藤秀雄編):シャコンヌ、コリリアーノ:交響曲第1番

下野竜也 : バッハ(齋藤秀雄編):シャコンヌ、コリリアーノ:交響曲第1番)
指揮者:下野竜也  オーケストラ: 読売日本交響楽団

  • 1. バッハ: シャコンヌ (無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番より)
  • 2. コリリアーノ: 交響曲第1番 第1楽章 アポローグ:憤怒と回想による
  • 3. コリリアーノ: 交響曲第1番 第2楽章 タランテラ
  • 4. コリリアーノ: 交響曲第1番 第3楽章 シャコンヌ:ジュリオの歌
  • 5. コリリアーノ: 交響曲第1番 第4楽章 エピローグ

下野竜也 : バッハ(齋藤秀雄編):シャコンヌ、コリリアーノ:交響曲第1番